産後に抜け毛が増えてしまう原因とは

産後、急に抜け毛が増えて、髪が減ったように感じてしまったという人、いますよね。
産後に髪が大量に抜けるというのは、女性の間ではよく知られていることですが、一体なぜ抜け毛が増えてしまうのでしょうか。

実は産後に抜け毛が増える原因は、妊娠によるホルモンバランスの変化によるもの。
では、一体どんな変化が産後の女性に起こっているのでしょうか。
通常の髪が抜けるメカニズムについても合わせて紹介しましょう。

通常の髪の毛の毛周期

通常、髪の毛には毛周期というものがあり、成長期→退行期→休止期というものを繰り返しています。

成長期というのは毛髪が成長する時期で、髪全体の85%程度がこの期間にあたります。
2~6年かけて成長した毛髪はその後、成長が弱くなる退行期に移り、最終的に成長が止まった毛髪が抜けるのが休止期です。
休止期にあたるのは、髪全体の約10~15%程度の量で、2~4ヶ月かけて髪は自然に抜けていきます。

これが通常の髪の毛の生え変わるサイクル。
しかし、女性が妊娠、出産をすると、ホルモンバランスの変化により、この毛周期に影響が出てしまい、抜け毛が増えてしまうことにつながってしまうのです。

産後に抜け毛が増える原因

女性は妊娠すると、ホルモンバランスに変化が出るのが特徴。
妊娠した女性の体内では、女性ホルモンの分泌がどんどん増えていきます。
これは妊娠を継続させるために重要な作用ですが、通常と違う状態になるため、様々な変化をもたらします。

妊娠中に分泌量が増えるホルモンのうち、エストロゲンと呼ばれるホルモンは、美肌効果などもありますが、それとともに毛髪の成長を促す働きがあります。
エストロゲンの影響により、本来は休止期に入って抜けるはずの髪の毛が、成長し続けて抜けなくなってしまうのです。

しかし、出産するとエストロゲンの分泌量は一気に減少し、妊娠前の状態に戻ります。
そのため、妊娠中に抜けなかった毛髪が一気に休止期に入り、大量に髪が抜けてしまうことになります。

つまり産後に抜け毛が多くなるのは、妊娠中に抜けなかった分がまとめて抜けている、というのが大きな理由なのです。